ダブルヘッダー第1試合で初完封の大谷翔平、第2試合で37号アーチ！　2位に9本差のキング一人旅は年間58本ペース

【MLB】タイガース−エンゼルス（7月27日・日本時間28日／デトロイト）

　前日の試合が悪天候のため中止となり、ダブルヘッダーが組まれたこの日の第2試合でエンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。第2打席で3試合ぶりとなる37号ホームランを放った。チーム103試合目での37号は年間58.2本ペース。

　ここまで大谷は100試合に出場し、打率.296、36本塁打77打点の成績を挙げている。ホームランは2位のロバートJr.に8本差をつけてリーグトップを独走しているほか、打点はトップと7点差の2位で、打率も3割を切ってしまったが依然リーグ7位と打撃3部門で上位につけている。急遽ダブルヘッダーとなったこの日の第1試合で大谷は自身メジャー初となる完封勝利をわずか被安打1というほぼ完璧な内容で達成すると、第1試合終了からわずか40分後に始まった第2試合で、今度は打者として今季37号アーチをスタンドに放り込んだ。打球速度は107.6マイル（173.2キロ）、飛距離は383フィート（116.7メートル）だった。

　MLBのトレード期限を8月1日（日本時間2日）に控え、大谷の周囲は移籍に関する話題でもちきりとなっていたが、エンゼルスのミナシアンGMが今日、今夏の大谷はないことを明言したと報じられた。今季最後の戦力補強のチャンスとなるため、ポストシーズン戦線に加われるチームが積極補強に動くとされ、大谷がその最大の目玉とも言われていたが、エンゼルスは現在53勝49敗でア・リーグ西地区3位。後半戦に入り8勝3敗と好調で、9年ぶりプレーオフ進出に向けたワイルドカード争いで出場圏内まで3.5ゲーム差につけている。エンゼルスがこのまま大谷とともにプレーオフを目指す決断をしたことで、雑音が消え大谷もよりプレーに集中できるのではないだろうか。大谷にとってもエンゼルスでのポストシーズン進出は悲願。この後も投打でチームを牽引する。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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