【MLB】ブレーブス1-4エンゼルス(7月31日・日本時間8月1日/アトランタ)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したブレーブス戦。第2打席でまたも申告敬遠を受けた。直近3試合5回目の敬遠は、今季のMLBで初の記録。勝負してもらえない状況にファンも「ベースボールしようぜ」と呆れた様子だ。
ここまでアメリカン・リーグ最多となる39本塁打を放ち、メジャー屈指の大打者に成長を遂げた大谷だが、今季のエンゼルスは主砲トラウトをはじめ、故障者リストにメジャー最多となる18名が名を連ねるという野戦病院状態。それだけに大谷にバットを振らせなければ勝てると考える相手チームも多く、ここ2試合で4度も申告敬遠を受けるという状態になっていた。
こうした状況にエンゼルスも久しぶりに重い腰を上げて、夏のトレード戦線では積極的に戦力を補強。この試合前にもマイナーにいる有望株の投手2名と引き換えにロッキーズからグリチェク、クローンを獲得し、さっそくスタメンに名を連ね大谷を援護するよう打線の強化を図った。
そうして迎えたこの試合の2回表のエンゼルスの攻撃。ウォーラック捕手のツーベースヒットが飛び出し、続くレンヒーフォ内野手がファーストゴロに倒れる間に二塁ランナーのウォーラックは三塁へ進塁。2死ながら三塁にランナーがいる状況で大谷に打席が回ってきた。
4試合ぶりに打点を挙げるか期待された大谷だったが……ブレーブスはすかさずスニッカー監督が飛び出し、申告敬遠を指示。まさかの3試合連続となる申告敬遠を受けた大谷は慣れた様子でレガースと手袋、バットをバットボーイに渡して一塁に向かったが、またも勝負を回避されたことで思わず苦い顔を浮かべながら歩いて行き、球場ではブーイングのような声援も聞かれた。
その後、新加入のクローンに打席が回ったが、クローンはセンターライナーに打ち取られてしまい結局この回のエンゼルスは無得点となり、ブレーブスの作戦は成功した。なお大谷は、ここ3試合で5回目の敬遠で、これは今季のMLBでは初のこと。すんなりと勝負してもらえない状況が続いている。
これにはファンも「ベースボールしようぜ」「大谷選手への申告敬遠が多すぎる」「大谷選手、このまま勝負を避けられまくり最後HR王を逃す事態になりませんように…」と、不満の声が多く挙げられていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)






