【第105回全国高校野球選手権記念大会】英明6-7智弁学園(1回戦・第2日・第3試合・甲子園)
2年ぶり21度目の出場となった強豪・智弁学園が、12年ぶり3回目の舞台に立った香川代表・英明との大接戦を制し、嬉しい2回戦進出を決めた。
強豪・智弁学園が英明との死闘を制した。序盤は点の獲り合いに。2回には英明・下村健太郎選手(3年)がセンターへの先制タイムリーヒットで1点目とし、チームに勢いをもたらした。この得点に負けじと、智弁学園もすぐに奮起。2回裏の攻撃には、先発した1年生の田中謙心選手を支えるべく5番・川原崎太一選手(3年)が無死一塁でライトへの同点タイムリーツーベース、1死一、三塁で8番・高良鷹二郎選手(3年)がレフトへの犠牲フライを放ち勝ち越しとした。3回には再び2点を追加して逆転。5回にも再び下村、1番・鈴木昊選手(3年)にタイムリーが出て3点を奪った。
英明の6-4で後半戦に突入すると、一転しのぎ合いに。どちらも譲らぬ、緊迫した試合展開となった。英明は下村、寿賀の継投でゲームを作る結果に。8回には須賀のコントロールがやや乱れて1点を許し6-5に追いつかれたが、ここも耐えきり最小失点に抑えた。
しかし、ドラマは9回。下村が最初の打者・6番・知花琉綺亜選手(2年)にセンターへのスリーベースヒットを許す大ピンチに。さらに2人にフォアボールを出し満塁の大ピンチに追い込まれ、ここで再び寿賀に交代となったが、押し出しで同点に追いつかれた。二死満塁を最後はライトフライに打ち取り、両校の激闘は延長戦へともつれ込む結果となった。
ここまで最後の力を残していた智弁学園は、延長タイブレークで力を発揮。サヨナラスクイズを成功させ、大きな初戦白星をもぎ取って見せた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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