【第105回全国高校野球選手権記念大会】英明6-7智弁学園(1回戦・第2日・第3試合・甲子園)
第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第2日目が7日、阪神甲子園球場で行われた。第3試合では延長タイブレークの末に智弁学園が勝利。先制され、逆転し、またも離され、最後はサヨナラ。壮絶なシーソーゲームの結末に、ナインもファンも大興奮だった。
9回裏に追いついた智弁学園。延長タイブレークとなった10回表はこの日4度目のマウンドとなった寿賀弘都選手(3年)が無失点に抑えた。その裏、先頭の池下春道選手(3年)が送りバントで走者はそれぞれ進塁。そして次打者は途中からレフトに入っている谷口志琉選手(3年)。地方大会では2試合に出場するも打席の機会はなく、谷口にとってこの夏最初の打席がこの大一番だ。
寿賀の初球は外角に大きく外れてワンボール。そして運命の2球目、外角に大きく外れたボール球、三塁走者・山家拓人選手(3年)は走り出しており、谷口は懸命にバットを伸ばした。絶対に成功させる。バッターボックスに根が生えたように残る左足が、その執念を物語る。打球は一塁側に転がり、寿賀は即座に返球したが、キャッチャーの中浦浩志朗選手(3年)がタッチを試みる際には、三塁走者の山家はすでにスライディングから立ち上がっていた。ベンチからは3時間超えの熱戦から解放されたナインが飛び出した。
劣勢から追いつき、延長で逆転勝利。このドラマに甲子園球場の観衆は湧き、配信を観ていたファンからは「やばい、泣きそう」「やるねえ!」「いい試合だった!」などコメントが殺到。X(旧Twitter)では「スクイズ」が早速トレンド入りしていた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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