【第105回全国高校野球選手権記念大会】立命館宇治2−10神村学園(1回戦・第4日・第4試合・甲子園)
【映像】夢が叶った「感動のノック」
8月9日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の立命館宇治(京都)対神村学園(鹿児島)の一戦を紹介。番組では、試合前の練習時間に、立命館宇治のノッカーをつとめた1人の生徒に注目した。
試合前、立命館宇治の練習時間には、背番号のないユニフォーム姿でノックバットを持ち、明るく声をかけながら、右へ左へとボールを放つ1人の生徒が。彼は、3年の久世碧空君。選手としてベンチ入りし、グラウンドでプレーすることはないものの、久世君は、ここまで記録員としてチームを支えた。背番号があろうとなかろうと、立命館宇治ナインにとっては、かけがえのないチームメイトだ。
実は久世君、以前から、甲子園でノックをしたいという思いはあったものの、それを一切、口にすることなく、自分の胸にしまったままで過ごしていたという。しかしそんな久世君の野球への想い、甲子園への想いは、誰よりも、立命館宇治のナインがよくわかっていた。それゆえ、ナインは久世君にも、ノッカーとしてグラウンドに立つことを願い、この日、ついにそれが実現したのだという。言葉に出さずとも伝わる想いが生んだ、最後の夏のひとコマ。それは、スコアボードにも記されることのない、試合前のたった7分間の出来事であったが、久世君にとっても、ナインにとっても、特別なものであったといえるだろう。
試合後、番組の取材に対し、「景色がとてもきれいで、最高の舞台でやらせてもらったことが、本当に嬉しく思って。甲子園に連れてきてくれたチームメイトに、本当に感謝しないといけないなと改めて思いました。」と、夢にまで見たグラウンドに立った喜びと、チームメイトたちへの感謝の気持ちを、笑顔で語った久世君。ベンチからだけではなく、チームメイトたちと一緒に、青空の下に広がる甲子園のグラウンドから見えた特別な景色は、いつまでもその胸に刻まれることとなりそうだ。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
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8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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