【第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会】神戸弘陵(兵庫)8−1岐阜第一(決勝・甲子園)
【映像】強烈すぎる弾丸ピッチャーライナーをスーパーキャッチする瞬間
8月10日に放送された「熱闘甲子園」で、去る8月1日に甲子園で行われた第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会(主催:全国高等学校女子硬式野球連盟)の決勝・神戸弘陵(兵庫)対岐阜第一の一戦を紹介。白熱した戦いを見せた両校の選手たちに注目する形で、改めてこの一戦を振り返ることとなった。
この試合、一昨年の優勝校・神戸弘陵は、1回、岐阜第一先発の2年生エース・桑沢明里選手の立ち上がりを攻め、いきなり1死満塁とすると、5番・飯嶋弥沙音選手のタイムリーで2点を先制。この回、続く6番・西上天菜選手のセーフティースクイズでもさらに1点を加え、初回から3点のリードを奪い、序盤から優位に試合を進めることに。
しかし、創部8年目にして初の決勝進出となった岐阜第一も意地を見せる。3-0、3点ビハインドで迎えた3回裏の攻撃で、2死ながら一、三塁の好機とすると、「自分でとられた点は自分で返すしかない」と思って打席に立っていたという先発のエース・桑沢が、スタンドの男子野球部員からの逞しい声援が贈られるなか、高めに甘く入った1球を見逃さずに振り抜き、レフト前へと運ぶタイムリーヒットに。この日、岐阜第一が挙げたのは、桑沢によるこの意地のタイムリーでの1点のみとなったが、実はこの1点こそ、岐阜第一にとって、甲子園での記念すべき初得点となった。
また、神戸弘陵は、投げては先発・樫谷そらが、持ち味の制球力を武器に、コーナーを丁寧に突き、3回まで1失点でしのぎきる粘りの投球を見せ、さらには、自身へのライナー性の打球に素早く反応し、好捕するプレーも披露。幼少期から野球を続け、2017年にはオリックス・バファローズジュニアに外野手として選抜された実績を持つ彼女ならではの好フィールディングでスタンドを大いに沸かせることに。すると、続く4回からは救援した2番手・伊藤まこともまた、終始、力強い投球で岐阜第一に付け入る隙を与えず、投打で相手チームを圧倒。見事、優勝旗を手にすることとなった。
試合後、神戸弘陵の2番手で登板し、好投した伊藤は、「魔法がかかったようなグラウンドだと思ってるんで、これから野球やっていく上でも、たぶん一生忘れない」とコメント。改めて甲子園が、すべての野球人にとって、特別な場所であることを感じさせることとなった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |