【第105回全国高校野球選手権記念大会】北陸 - 慶応(2回戦・第6日・第3試合・甲子園)
“強打の慶応”は守りでも魅せた。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第6日目が11日、阪神甲子園球場で行われた。第3試合では慶応が攻守にわたり北陸を圧倒。ショート・2番で先発出場した八木陽選手(3年)はあわや内野安打という当たりを好捕すると、正確な送球でアウトにしてみせた。
4回表、北陸の2番・中浦進優選手(3年)が三遊間に強い打球を放つ。ショートの八木は深いところで逆シングルのキャッチ、そのまま間髪開けずに一塁へ送球、アウトにしてみせた。天理監督で解説を務めていた中村良二氏は「ナイスプレーですね!取ったら投げた、ぐらい速かったですね!」と激賞。ファンからも「つよ!」「うっめええ」「うおおおお」と驚きの声が上がった。
さらに5回表、2死一、二塁のピンチ。北陸の9番・水野伸星選手( 2年)が放った二遊間のゴロは高い二塁ベースに当たって大きなバウンドとなり、セカンドの大村昊澄選手(3年)はキャッチできない。しかし八木がここで鋭いカバーリングをみせ、一塁へ送球してアウトに。抜けていれば失点していたかもしれない場面で、ビッグプレーが飛び出した。実況の寺田健人氏は「慶応のショートは鉄壁!」と大声でこれを伝えた。
解説の中村良二氏は「素晴らしい反応ですね、(ベースに)当たってなかったら抜けていたという当たりなので、たぶん八木君は(体を)伸びようとしたと思うんですね。それがベースに当たって自分のところに来たでしょう?急に自分の体を縮めこんだじゃないですか。すごい対応力だと思います」と解説、八木の運動能力に脱帽していた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |