【第105回全国高校野球選手権記念大会】専大松戸7-5東海大甲府(2回戦・第7日・第2試合・甲子園)
専大松戸が7回の連続セーフティースクイズで試合を決めた。
東海大甲府が5-4と逆転して迎えた7回の裏、粘りの投球を見せる東海大甲府・長崎義仁選手(3年)が、先頭打者に四球を与えると、次打者4番・吉田慶剛選手(3年)はレフト前にヒット。ワイルドピッチで無死二、三塁となると、ショートゴロエラーの間に本塁を攻め、専大松戸が5-5の同点に追いついた。
続く打者が三振に倒れ、一死一、三塁で打席に立った7番・上迫田優介選手(3年)は、初球をセーフティースクイズ。見事三塁ランナーを生還させ6-5と勝ち越し、みずからも一塁セーフとなった。
次打者が四球で一死満塁となると、東海大甲府・長崎選手は125球で降板。継投した山本翔斗選手(2年)に専大松戸の9番・宮尾日向(ひゅうが)選手(3年)は1ボール1ストライクからスクイズを決め追加点を挙げ、7-5とした。
試合後のインタビューで連続スクイズについて質問された専大松戸・持丸修一監督は、「後半は1点勝負になると思っていた。2点、3点じゃなくて、1点にしようと」と選手に伝えていたことを明かし、実際に最初のスクイズをやってのけた選手には「足が速いのでゲッツーにはならないなと思っていた。セオリー通りのスクイズです。1、2を争うくらい足が速いので」と話した。
その後のスクイズについても、「ピッチャーのボールがいいので、外野フライも持っていけない状態だった。あそこはスクイズの方がいいかなと思った」と話す持丸監督。「普段からの練習でこういう場面ではこう、こういう場面はこうと、あとは守備隊形を見て忠実に守っていました」と連続スクイズが特別なプレーではないことを強調。
結果的にこのプレーが勝負を分けることに。やってのけた選手たちを持丸監督は「よくやってくれました」と称えた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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