【第105回全国高校野球選手権記念大会】高知中央 - 履正社(2回戦・第8日・第1試合・甲子園)
流れをグっと引き寄せる、頼れる主砲の一発だ。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第8日目が13日、阪神甲子園球場で行われた。第1試合では履正社の主砲・森田大翔選手が(3年)2試合連続弾となるソロホームランを放った。頼れる4番のひと振りにスタジアムは大歓声。解説も「見事ですね!」と絶賛した。
3回裏、1死走者無しの場面。森田はカウント2-0から高知中央先発・高橋秀斗選手(3年)がストライクを取りに来た128キロのストレートに反応すると、打球は素晴らしい伸びをみせてレフトスタンドへ飛び込んだ。プロ顔負けの力強い引っ張りのバッティング、そして2試合連発、高校通算34本目の一発にスタジアムは大歓声。SNS上ではファンも「パワーが桁違い」「森田いったー!」「森田くん…ほんまヤバい!」など興奮の声を多数寄せた。
明徳義塾監督でU18日本代表の監督も務める馬淵史郎氏は「いいホームランでしたよ。1回戦も腕を畳んでうまく打った」と超高校級スラッガーを絶賛。7日の鳥取商との対戦では完璧な当たりで先制3ラン。この日もまた打った瞬間それとわかる力強い打球、馬淵氏が語る「甲子園球場でホームランになりやすい風が吹く」というスポットに吸い込まれるような打球だった。
森田は1回裏、第1打席でライトへタイムリーツーベースを放ち先制点。試合の流れをひと振りでチームへ傾ける頼もしい打球を放っていた。そしてこの第2打席でも前評判通りのパワーを披露し驚弾炸裂、スタジアムを沸かせている。第3打席は4回裏、1死走者二塁の場面で申告敬遠を受け、ここでも主砲の風格をみせた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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