【第105回全国高校野球選手権記念大会】智弁学園12-6徳島商(2回戦・第8日・第2試合・甲子園)
2021年大会準優勝の智弁学園(奈良)が、徳島商(徳島)の剛腕エースの森煌誠選手(3年)を打撃で圧倒し、3回戦進出を決めた。初回には松島商の猛攻で智弁学園の中山優月選手(3年)が緊急登板。しかし、“二刀流”のエースとして投打でチームをけん引し、2ケタ得点を呼び込む快勝で次戦へと駒を進めた。
初回は徳島商の打線が爆発。強気な攻めで打線をつなぐと、下川鏡選手(3年)、真鍋成憧選手(3年)の連続タイムリーで一気に3点をもぎ取った。すると智弁学園はたまらず先発右腕の青山輝市選手(2年)を交代。1回1/3で22球、3失点、自責2での降板となり、エース・中山が緊急登板となった。
立ち上がりこそ波乱の出だしとなった智弁学園だったが、2年ぶり21回目出場と経験豊富な常連校は慌てない。3回には中山が打撃でもチームをけん引しセンターへのタイムリーヒットで1点差に、続く5番の池下春道選手(3年)にもタイムリーヒットが出て同点に追いついて見せた。
両エースが粘りの好投を見せる中で、5回には強打者・川原崎太一選手(3年)がアウトコースへの一球をコンパクトなスイングで完璧にとらえ、勝ち越し打に。1回戦で1失点、10奪三振の完投勝利を挙げた森に連打で圧をかけ、6回には一挙4得点を奪って見せた。
さらに、初回1死から緊急登板した中山は、継投以降圧巻のピッチングでエースとしての存在感を示す。終盤には、初戦3安打の活躍で劇的なサヨナラ勝利を呼び込んだ知花琉綺亜選手(2年)がタイムリーヒットを放ち10点目。9回には松本大輝選手(3年)がバックスクリーンに飛び込む大会第15号ホームランを放ち、徳島商を突き放した。
しかし、8回裏には徳島商が流れるような攻撃から粘りを見せて2点の反撃。最後までチャンスを狙い続ける姿勢を見せ続けたが、強打が炸裂した智弁学園がには及ばず。強豪・智弁学園が12年ぶり24回目の出場となった徳島商を破り堂々の3回戦進出を決めた。次戦では花巻東(岩手)対クラーク国際(北北海道)戦の勝者と対戦する。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |