AI彼女・AIグラビアなど、AIを活用した画像生成に注目が集まっているが、リスクはあるのか? 『ABEMAヒルズ』では、精神科医の木村好珠氏に話を聞いた。
木村氏は「クオリティも高く、エンターテインメントとしては非常に面白い」としながらも、「はまりすぎるのは危険」と警鐘を鳴らす。
「AI彼女・彼氏で楽しむのはいいが、『これだけの世界』になってはいけない。AIと見つめあうことによっても抗ストレス作用などがあるオキシトシンは分泌されるが、『実際に人と触れ合った場合』と比べると少ないからだ」
さらに木村氏は「AIの世界に逃げてはいけない」と語る。
「思い通りにいかない現実に対して、AIの世界では理想の容姿で理想の言葉を投げかけてくれる。しかし、AIの世界に逃げ込んでしまうと、『コミュニケーションがいらない自己完結した世界』に慣れてしまい、さらに孤立することになる。人間を避けられる世界を作れてしまうからこそ、リアルを体験できる場所をちゃんと確保しなければ。人間とのコミュニケーションは経験でしか学べない」
(『ABEMAヒルズ』より)