【第105回全国高校野球選手権記念大会】神村学園11-1市和歌山(2回戦・第9日・第2試合・甲子園)
【映像】松坂大輔が絶賛の「投球フォーム」
8月14日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の市和歌山(和歌山)対神村学園(鹿児島)の一戦を紹介。キャスターとして出演した野球解説者の松坂大輔氏が、神村学園の左腕・黒木陽琉選手の投球フォームについて言及した。
この試合、8回を投げて8奪三振、1失点と好投した黒木について、「気になった投手」として名を挙げ、その理由を語りはじめた松坂氏は、「初回、2アウト満塁、緊急登板したんですね。この3ボール1ストライクからのストレート。このボールでほぼ勝負は決まったようなものだと思いましたね。この後のスライダーも良かったです。もう、あとは精神的にもしっかり準備ができてマウンドに立てたなと思ってました。」と、緊急登板であったにもかかわらず、落ち着いたマウンドさばきで、黒木がピンチを切り抜けた場面を紹介した上で、「僕が注目したのは投球フォームですね。軸足で1本になったときに、バランス良く立てているので、安定して、低めにボールが集められていると思います。」と、黒木がバランスの良い、しっかりとしたフォームで投球できていることが、制球力の高さと安定感を生んでいると指摘した。
こうした自身のフォームについて黒木は、試合後のインタビューで「自分自身、バランスが悪くなったら制球力が荒れたりするので、体幹に意識を持って、しっかり、まっすぐ立つことに、意識を持ってやっています。」と語っていたが、これを受けて松坂氏は、「人って、疲れている時や、楽をしたいという時、どうしてもかかと重心になってしまうので、そうなると投げる時に、どうしても背中側に倒れてしまうんで、腕が振り遅れてボールが抜けたりして、コントロールがなかなか定まらないんですよね。黒木投手は、体幹をしっかり意識して軸足で綺麗に立てているので、安定していいボールが投げられていると思いますね。」と、安定感のあるフォームが安定感のある投球を生むというメカニズムについて解説しつつ、それを実践できている黒木を、改めて称賛することとなった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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