8月1日にオリオールパークで行われたボルチモア・オリオールズ対ニューヨーク・メッツの一戦で日本人投手最速となる165.1km/hをマークしたオリオールズの藤浪晋太郎。そんな藤浪がMLB移籍後に見せた“体格の変化”について、元MLBプレーヤーの川﨑宗則氏が言及した。
8月6日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、開幕当初は苦しむも、尻上りに調子を上げ、今やオリオールの貴重な戦力として投手陣を支える藤浪について、改めてその活躍ぶりを振り返る形で紹介。その際、VTRを観た番組のスペシャルサポーターの影山優佳が、「(藤浪は)あんなに体格良かったですかね?私、高校野球のとき、スラっとしたイメージがあったんで…」と水を向けられた川﨑氏は、「大きくなってますよ。トレーニングがしっかりできてますね。」と、トレーニングの成果が出る形で、よりガッシリとした体格となっているとコメント。続けてその理由として、「海外のトレーニングが合ってる。食事のタイミング。そういうのがメジャーリーグっていうのは、管理されてるんで。トレーニングもそうですし、試合後にすぐ食事とれるっていうのもあるんで。アメリカが合ってます。」と、アメリカ方式のトレーニングと食事が、藤浪に“ドンピシャ”であると指摘した。
また、こうした川﨑氏の話を聞いた番組コメンテーターの槙野智章から「これ、日本にいたときはそういったトレーニングをしてなかったんですか?」と訊ねられると、川﨑氏は「いや、(日本時代から)してたんですよ。」と、ここ数年、ことあるごとに憶測で“練習不足”などという心無い声もあった藤波ではあるものの、トレーニングそのものは渡米後にいきなり始めたものではなく、NPB時代から取り組んでいたと説明。続けて「でも、日本のトレーニングと、海外のトレーニングは、また全然違うんですね。どっちかっていうと日本はすごく“練習量”が多いんですけど、どっちかっていうと、メジャーリーグは質。質を高める練習をするんで。その質を高める練習が合ってると思います。」と、自身の経験を踏まえる形で、トレーニングにおける日米の違いについて言及した上で、藤浪がこれまで行ってきた日本式のトレーニングではなく、MLB移籍後の今季から取り組んでいる海外式のトレーニングで効果をあげている可能性について指摘することとなった。
(ABEMAスポーツタイム)
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