【第105回全国高校野球選手権記念大会】土浦日大 0-2 慶応(準決勝・第13日・第2試合・甲子園)
あの大谷翔平のお株を奪うと言っても過言ではないだろう。神奈川代表・慶応は準決勝で茨城代表・土浦日大と対戦。投打ともに緊迫した一戦となったが、慶応のエース、小宅雅己選手(2年)が投げては9回117球で完封、そして先制タイムリーヒットを放つ活躍を見せ、慶応を勝利へと導いた。
1回表、土浦日大の2番、太刀川幸輝選手(3年)にライト前ヒットを許すも、続く後藤陽人選手(3年)をダブルプレーに打ち取るなど、140キロ超のストレートを中心にした強気の投球で走者を出しても三塁まで進ませない圧巻の内容。クーリングタイム明け後の6回表には1死一塁の場面で太刀川に対しピッチャーゴロを打ちとると、すかさず二塁に投げてダブルプレーにするなど、抜群のフィールディングを見せた。
そんな小宅はバットでも魅せた。2回裏には2死二塁という場面では土浦日大の先発、伊藤彩斗選手(3年)の高めに浮いたストレートを叩くと、打球はセンターを越える先制のタイムリーツーベースヒットに。このタイムリー直後、小宅に対しファンは「小宅半端ないって」「自援護!」「主人公」というコメントで大きく盛り上がった。
結局、小宅は強打の土浦日大を相手に9回117球で完封。これまでビッグイニングを作って畳みかけることが多かった土浦日大に一度も連打を許さず、要所を抑えて7安打に封じるという圧巻の投球を見せ、慶応の103年ぶりとなる決勝進出に大きく貢献した。
慶応にとってこの夏初の完封勝利&先制タイムリーを放つ大活躍を見せた小宅に視聴者は「小宅いいね」「強すぎ」「すごいわ」と絶賛のコメントが止まらなかった。
勝利後、インタビューに応じた森林貴彦監督は、小宅が試合途中、治療を行なっていたシーンについて問われると、「ふくらはぎが攣りかけたんですね」と説明。また、2回裏の貴重な先制タイムリーにも触れ、「小宅は9番に入れていますけど、打力的には6番7番くらいの力はあるので密かに期待はしていた」とその打撃技術を称賛していた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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