憧れないのは無理！英雄・ベッツが“故郷”で自己最多タイの35号完璧なるモンスター越えに「華がある」「最高」

【MLB】レッドソックス4－7ドジャース（8月27日・日本時間28日／ボストン）

　完璧すぎる一発にフェンウェイパークの観客が熱狂した。吉田正尚外野手が所属するレッドソックスはこの日、ナ・リーグ西地区1位のドジャースと対戦。ドジャースのベッツ外野手が放ったグリーンモンスター越えの特大本塁打にファン、そして視聴者が大いに沸いた。

【映像】完璧なグリーンモンスター越え！ベッツの35号HR

　このシリーズがドジャース移籍後初のフェンウェイパークでのゲームとなったベッツは「1番・セカンド」として出場。第1打席に入る前にはかつてのボストンのヒーローに対し、フェンウェイパークに集まったファンたちによるスタンディングオベーションで迎え入れられるという光景も見られ、そのお礼とばかりにその打席では自身今季最長となる15試合連続ヒットをレフト前へと放ってみせた。

　そして迎えた6回表のドジャースの攻撃。9番打者のバーンズがツーベースヒットを放ち、2死二塁というチャンスで第4打席を迎えたベッツは、レッドソックスの2番手・マーフィー投手が投じた初球ストレートに見逃しストライクを取られると、続いて外角に来たチェンジアップを見極めてボール。カウント1-1としたところでマーフィーが投じたインコースへのスライダーを完璧に叩いた。

　打球角度38度と高々と打ち上がった大飛球は、だれが見ても本塁打を確信する大当たり。そして数秒後、フェンウェイパークの名物であるグリーンモンスターを高々と越える一発となり、ドジャースは2点を追加。ガッツポーズをしながらダイヤモンドを一周するベッツに対し、ファンは敵味方関係なく大声援を送り続けた。

　今季35本目の本塁打は、打球速度98.6マイル（約158.7キロ）、飛距離364フィート（約111メートル）で、ベッツにとってドジャース移籍後初となるフェンウェイパークでの一発。記念すべき本塁打で昨季に並ぶ自己最多タイの本塁打数に到達し、まさに手が付けられないほどの絶好調ぶりを示した。

　メジャーを代表するスーパースター、ベッツの本領発揮というべきプレーに視聴者も「華がある」「最高」「マジかっけー」と大絶賛のコメントが寄せられた。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）