【MLB】マリナーズ5ー8エンゼルス(9月11日・日本時間12日/シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手が8試合連続の欠場となった試合は、借金10でア・リーグ西地区4位につけるエンゼルスが、貯金15で同地区2位につけるマリナーズを延長戦の末に撃破。3連勝で借金を一桁の9とした。

 試合は初回から動く。マリナーズがエ軍先発左腕のデトマーズを攻め、4番・ラリーの28号2ランなどで3得点。直後の2回、エンゼルスは無死一塁で5番・オホッピーが9号2ランで反撃の狼煙をあげる。すると4回表、オホッピーが自身キャリア初となる2打席連続の10号ソロを放って同点に追いつく。

 初回3失点の先発デトマーズだが、2回以降はゼロ行進。対するマリナーズ先発のギルバートもオホッピーの2発以外には得点を許さず。ともに7回まで投げ、デトマーズは被安打5、1死球7奪三振の3失点。一方のギルバートは被安打6、1四球5奪三振の3失点だった。

 エンゼルスは9回、先頭ムスタカスがマリナーズ3番手のムニョスからレフトへのヒットで出塁。代走のパリスを一塁に置いてオホッピーがセンター横を破るツーベースヒットで無死二、三塁のチャンスを作る。勝ち越しの場面で6番・エスコバーがライトライナーを放つも、飛び出したパリスはスタートを切れず。1死二、三塁で7番・グリチックが死球で満塁とするも、8番・フィリップスが空振りの三振。9番・アダムスがショートゴロに倒れ絶好のチャンスを生かせず。

 その裏、エンゼルスは3番手のループが4番ローリー、5番・スアレス、6番・フランスに連続安打で無死満塁を招く。しかしその後、ループも踏ん張って試合は延長戦に突入すると、10回にドルーリーが2死二塁から21号2ランを放って勝ち越しに成功。

 10回裏にロドリゲスの30号2ランで同点に追いつかれたエンゼルスだが、11回表にグリチック、アダムス、シャニュエルの3本のタイムリーで一挙3点。11回裏のマリナーズの反撃を退けて3連勝を飾った。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)