【MLB】エンゼルス 4-5 タイガース(9月16日・日本時間17日/アナハイム)
やっぱり“ショーヘイ”の心はいつもエンゼルスと共にある。エンゼルスの大谷翔平投手は今季残り全試合の欠場が決定。この日は欠場以来久しぶりにベンチへ姿を現し、チームに声援を送った。
9回裏に同僚野手が放った劇的同点弾の際には立ち上がって拍手する情熱的な場面も。このシーンにファンは「にこ谷」「泣く」とコメントを寄せ、大いに感動を味わった。
3点を追う9回裏。先頭の3番・ドルーリーがショートゴロに倒れ敗色濃厚となったが、続く4番・オホッピーがセンター前へヒットを放って粘る。トラウトに大谷、そしてレンドンと主軸が不在となる中で戦列復帰した若手有望株の一打。これにより現地エンゼルスタジアムの空気がにわかに変わった。5番・ウォルシュの打席、タイガース右腕・ランゲが投じた3球目、高めに浮いたカーブをうまく捉えると、打球はセンターへ。スタンド前段のファンがナイスキャッチする2試合連続の2ランホームランとなった。解説のAKI猪瀬氏も「2ランですからね、意味があるホームラン、あと1本ソロが出れば同点ですね!」と鼻息荒く展開を見守る。
これで1点差になり、続く6番・フレッチャーが空振り三振に倒れても現地ファンの大声援は止まらない。チームの“兜セレブレーション”で兜の運び手を担い、9日(同10日)に今季初ホームランでようやく自身も兜を被った7番・フィリップスが打席に入ると、現地ファンからはまた大歓声、口笛も吹かれ、大迫力のエールが送られる。カウント2-2からの5球目、ど真ん中に入って来たフォーシームを振り抜くと、打球はウォルシュとほぼ同様の角度でセンター方向へ。スタンドに突き刺さる打球は値千金の同点ソロとなった。実況の大西洋平氏は「入ったー!9回の裏、追い付きましたエンゼルス!」とこの日一番の大絶叫だ。
ダイヤモンドを回るフィリップス、そしてベンチには立ち上がって拍手を送る大谷の姿が。満面の笑みで同僚の活躍を喜ぶその姿にファンからは「大谷さんニッコニコ!」「にこ谷、にこ谷」「こういうエンゼルスが見たいんだよ」「大谷効果かしら」「泣ける」「だから…泣くって」と興奮と感動の声が多数集まった。
惜しくも試合は10回表にタイガースがカブレラのタイムリーで決勝点を上げ、その裏のエンゼルスは沈黙、逆転勝利はならなかった。しかし最後のアウトまでわからないエンゼルスの粘り、底力が十分に示されたこの試合。大谷も同僚野手の活躍に立ち上がって大喜びするなど見せ場は十分。ファンは心行くまで楽しんでいた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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