社会はどう向き合うべき?

【写真・画像】特殊な性的嗜好にどう向き合う? “魚癖”持つ芸人「女性への性的興奮はないけど恋愛感情はある」当事者の悩みとは 5枚目
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 『はりまメンタルクリニック』院長で精神科医の針間克己氏は、こうした性的嗜好について「変えることは基本的に難しい」と説明する。

 嗜好の許容範囲について「理性は大事だが、人によってその基準は様々。性嗜好をめぐってアウト・セーフかの話をする時、“行動に移さなければ良い”というロジックは正しい。だが、問題は本人に行動している意識がなくても周囲から見ると”行動だ”といえるパターンだ。例えば、何も手を加えてはいないが、じっと見ているなどがある」と指摘。客観的な線引きは難しいとした上で、「強姦罪の扱いが変わって議論が進んだように、同意がない相手との性的な交流・関係をもつことは全てアウト。だから、例えば電車の中で直接触っていなくても、後ろにじっと立っている人はアウトだ」と具体例をあげた。

 井上さんは、現在の心境について、「専門家の意見を聞けたことが貴重な経験になった。昔ほど性癖を言うことが恥ずかしくない世の中になっているのはありがたい。周りの男芸人がナンパや合コンに時間を費やして芸を磨くのを忘れ、破滅していくパターンをたくさん見てきた。ある意味、僕は有利だ。今は人に迷惑をかけない状態で落ち着いているので、それが良いことだと思っている。特殊な性的嗜好を持つ人はコミュニティや居場所を作ることが一番良い解決法だと思っている」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

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