元メジャーリーガー川﨑宗則氏が12月10日にABEMAで放送された『ABEMAスポーツタイム』に出演。“MLB史上最高”となる10年総額1015億円という破格の条件で、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍が決定した元ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平について、移籍初年度となる来季、本塁打数が大幅に増加する可能性について言及した。
この日、番組では10年総額1015億円という大型契約でロサンゼルス・ドジャースへの移籍が発表となった大谷について、契約内容のみならず、来季の展望などについても川﨑氏が見解を語ることとなった。
その際に川﨑氏は、来季、ドジャースのスターティングオーダーとして、1番ムーキー・ベッツ、2番大谷翔平、3番フレディ・フリーマンと、2人の強打者に大谷が挟まれる形での並びになることが予想されることを受け、「翔平さんはですね、どうしてもシーズンとして、トラウトという素晴らしいバッターが(エンゼルスの同僚に)いたんですが、(トラウトが)ちょっと怪我で離脱してからはですね、翔平さん勝負しないんです。翔平さんをフォアボールにして。相手チームがですね。そういうことがあった。それはもうですね、翔平さんと勝負さえしなければいいと。チームの作戦なんですよ」と、今季まではリーグ屈指の強打者であるトラウトが大谷の後ろを打つケースが多かったものの、そのトラウトが離脱してしまうと、相手チームは大谷との勝負を避け、次の打者との勝負を選ぶという作戦が目立っていたとした上で、「今回、(大谷が)挟まれたムーキー・ベッツ、このフレディ・フリーマンというのは、メジャーでナンバーワン。一、二を争うぐらいのバッターなんですね。このバッターに挟まれて。翔平さんもちろん一番ですけど、ここに挟まれたら、この3人と勝負しないといけないんですよ。勝負する機会が増えるっていうことですね。逃げるわけにはいかない。バットを振る回数が増えるということですね。なので確率も上がると。」と、今季までとは違い、MLB屈指の強打者2人が大谷を挟むことで、大谷とも勝負せざるを得なくなり、結果として大谷が“打つ機会”が増え、“本塁打増”につながると、自身の見解を語った。
■ロサンゼルス・ドジャース、来季の1.2.3番 予想オーダー
(1)M・ベッツ :打率.307、本塁打39、打点107
(2)大谷翔平 :打率.304、本塁打44、打点95
(3)F・フリーマン:打率.331、本塁打29、打点102
※成績はいずれも2023年シーズンのもの
そうした上で川﨑氏は、来季のドジャース打線「この、見てください。ベッツが出て、翔平さん、フリーマン。僕、もう1回だけでいいわ。初回だけ観て帰るぐらい。ああ、もうこれだけで満足。もう2回以降観ない。忙しい。仕事あるし。もうそれぐらい贅沢な並びなんですよ。こんなことがないんですよ。(サッカーで言えば、)メッシ・クリロナ・ネイマールですよ」と、改めてその“豪華すぎる並び”であると語った。
(ABEMAスポーツタイム)