この男が勝ち始めると、チームの浮上ははっきりと見えるはずだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月11日の第2試合はセガサミーフェニックス・醍醐大（最高位戦）が昨年12月5日以来となる個人2勝目を獲得。試合後は「めっちゃくちゃうれしいです」と大喜び。ファンからの声援を浴び、自ら決めポーズも繰り出した。
第1試合で茅森早香（最高位戦）が箱ラス。この第2試合でまたラスを引くようなことがあれば、チームのマイナスポイントも500台まで広がってしまうというまさに土俵際の戦いとなった。試合は起家から渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）、醍醐、赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）、TEAM雷電・黒沢咲（連盟）の並びでスタートした。
醍醐は2万4700点持ちの2着目で迎えた南1局6本場、4万点以上を持ち、トップ目を走る黒沢からリーチ・平和・一盃口・裏ドラの8000点（＋1200点、供託1000点）をロン。これで一気に点差を縮めると、南2局はリーチ・一発・ツモ・タンヤオ・平和・一盃口・裏ドラの1万8000点をツモ。これでダントツ状態に。
オーラス、南4局1本場はラス親の黒沢に対し、リーチで攻め立てる積極策。これを見事にツモり、跳満のアガリに仕上げた。自身2勝目を渾身の跳満2発でゲット。待望の勝利にファンからは「ようやった」「醍醐は最強やねん！」「強かったねぇディエゴ」「このギリギリ感すきだ、フェニックス！！」「醍醐さん、やったー！」「フェニックス踏みとどまった」と喝采が起こった。
試合後は赤らんだ顔で「めちゃくちゃうれしいです！」と喜びを隠さなかった。「負けると（マイナスが）500台になっちゃうかもしれないし。勝つと今回みたいに300台になる。全然違うんですよ」と、上位を目指す戦いが続くチーム状況について語り、さらに「抱えているポイント状況が重荷になるか、もうちょっといけるぞ！となるかはすごい違いなんで」と試合に向く心情についても説明した。
試合に出るたびに垢抜けるおしゃれなヘアスタイルも、ファンから大きな反響が。これは自分で決めたものではなく、スタイリストのすすめでデビュー以来髪を伸ばし続けているそう。ファンからは「髪型で遊んでみた」「髪型がよかったんやな またこれにしよう」など好評だ。最後は「なんとかフェニックス、まだまだやれるぞというところで踏みとどまれてすごいうれしいです！長時間のご視聴ありがとうございました！」とメッセージを送り、自ら決めポーズも。ファンからは「おめでとう！」「ポーズ慣れてきたなｗ」「かわいい！！！」とまた反響が寄せられていた。実力は折り紙付き。いよいよ醍醐がMリーガーとして実績を残すターンに入って来たといえるだろう。
【第2試合結果】
1着 セガサミーフェニックス・醍醐大（最高位戦）6万6900点／＋86.9
2着 TEAM雷電・黒沢咲（連盟）2万1900点／＋1.9
3着 赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）8500点／▲31.5
4着 渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）2700点／▲57.3
【1月11日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates ＋421.7（56/96）
2位 KADOKAWAサクラナイツ ＋264.3（54/96）
3位 赤坂ドリブンズ ＋256.9（58/96）
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋219.5（54/96）
5位 渋谷ABEMAS ＋41.6（58/96）
6位 EX風林火山 ▲26.3（56/96）
7位 TEAM雷電 ▲236.6（58/96）
8位 セガサミーフェニックス ▲360.2（56/96）
9位 BEAST Japanext ▲580.9（54/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
