【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース8-5カブス(3月2日・日本時間3月3日/キャメルバックランチ)
自身が投げたボールは全て記憶しているという“投げる哲学者”にとって、この若手打者も脳裏に刻まれたはずだ。カブスの今永昇太投手がメジャー実戦初登板で2回に特大3ランを被弾。打たれた相手はメジャー経験なし、23歳の若手有望株だった。
2回、ドジャースの攻撃で無死走者一塁、二塁。ここで今永はまだメジャー経験のない6番打者のページズに対し、真ん中にやや甘く入った直球をレフトスタンドへ運ばれた。アプローチの瞬間、スタンドインを確信したページズはゆったりと一塁へ走り出し、打たれた今永は思わずしかめっ面に。現地キャメルバックランチの観客はこの23歳の有望株へ口笛と拍手で大いに称えた。
ページズはキューバのハバナ出身、右投右打の外野手。昨年はAA級タルサでプレーし、5月16日にAAA級オクラホマシティ・ドジャースに昇格したものの、直後の試合で左肩関節唇を断裂し離脱。手術後はリハビリに専念したままシーズンを終えていた。メジャーデビュー、そして躍進を目指す23歳の若者が、契約総額が5300万ドル、およそ77億円の大型契約を結んだ今永から特大アーチで開幕へアピールした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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