大谷翔平、今季も長尺バット?昨季は新兵器で無双 ヒットゾーン拡大・飛距離アップで完全に“鬼に金棒”状態
【映像】今季のバットは長い?短い?豪快2号のシーン

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 スプリングトレーニング(オープン戦)から打ちまくるドジャース大谷翔平投手。昨年、右肘手術を受けた影響から今シーズンは打者に専念するが、二刀流から一刀流になったことで、さらに打撃向上へかける時間が長いのか、打率.500、2本塁打、OPSは1.486と、開幕が待ち遠しいほどの絶好調ぶりだ。大谷の打撃といえば、昨シーズンはバットを長くしたことが好結果をもたらしたと言われ、国内のプロ野球でも影響を受けた選手が次々と採用している。昨季のデータでは、この長尺バットがまさに“鬼に金棒”というような効果を出していた。

【映像】超高弾道!大谷翔平、圧巻の移籍2号

 自己最多の46本塁打を放った2021年から、44本塁打でア・リーグの本塁打王に輝いた2023年までの3年間のデータを、ストライクゾーン9分割で比較してみる。大谷が2021年に打ちまくった際、最多の15本を打ったのはやはり甘い「ど真ん中」、次いでほどよく手が伸びる「外角真ん中」が7本。続いて「内角真ん中」と、いわうる「ベルトの高さ」はやはりホームランゾーンだ。一方、高めのストライクゾーンは5本に対し、低めは11本だった。

 続いて2022年。「ど真ん中」を打つのは当然だったが、この年は内角に苦労した。前年9本から3本に減り、打率も「内角高め」以外は2割台。前年46本塁打と大ブレイクした大谷に対して、より厳しい攻めが続いた結果と言えるだろう。

 そして2023年は、34.5インチ(約87.6センチ)と、従来のバットから1インチ(約2.54センチ)長いものにした。重さは32オンス(約907グラム)そのまま。長くなった分、扱いが難しくなるイメージもあるが、これを大谷はパワーとテクニックで使いこなした。警戒される分「ど真ん中」の本塁打は減ったが、逆に増えたのは高め(12本)と、外角(10本)。さらに外角のボールゾーンでも4本塁打を放った。内角は7本だったが、打率はアップ。内角では少々詰まってもオーバー・フェンス、外角では長い腕にバットの相乗効果で拾い打つ。もはやどこが弱点というのが明確に言えない打者になっていた。

 本塁打だけでなく、打率を見ても長尺バットの効果はてきめん。ストライクゾーンの打率が前年の.320から.352に上がったが、ボールゾーンでも.164から.209とアップした。さらにコース別でも、外角が.213だったところが.296と3割近くまで上昇。これでは相手バッテリーも対策がない。

 バットを長くしたことは打球速度、飛距離にも影響した。本塁打の平均飛距離は128.5メートルで、前年より4.2メートルも伸びた。最長飛距離は150.3メートル。これは2023年に飛び出したメジャー全体の本塁打でも唯一の150メートル超だった。最速打球速度でも、190.9キロをマークし4位タイ。さらに打球速度が上がった分か、ゴロ時の打率が.261から.322と跳ね上がった。

 今季、大谷がバットを変更したという明確な情報は入っていないが、さらに鍛え上げた肉体で長尺バットを体の一部がごとく使いこなせているとしたら、オープン戦からの大爆発も納得だ。
(データ協力:データスタジアム)

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