2月28日(日本時間29日)に結婚を発表したドジャース大谷翔平投手。昨シーズンにはア・リーグのMVPと本塁打王を獲得。オフには右肘の手術をしたため、今シーズンは投手はお休み、打者専念となったがオープン戦から打ちまくり、例年同様の大注目ぶりだ。結婚というビッグサプライズもあり、公私ともに順風満帆だが、ここでファンたちが改めて知ることになったのが、メジャーにある「奥様会」の存在。日本人選手がメジャーで活躍するには、球場内より球場外とも言われる中、この奥様会も重要な働きをするようだ。
MLBジャーナリストのAKI猪瀬氏が、これまでの日本人選手の活躍、不振について紹介した時のことだ。今シーズンだけでもメジャー、マイナー含めて13人の日本人選手がプレーするが「NPBでメジャーにいく選手は超一流。実力的には全員成功できる」と前置きした上で、結果が大きく異なっている点については「違いが出るのはフィールドの中ではなく外。クラブハウスで孤立したり、時差のある連戦や食べ物、文化が合わなかったり」と解説。単なるプレーだけではないフィジカル面、メンタル面が大きいという。
メジャーの水がピッタリ合ったという選手として例に挙げたのは現在、日本ハムの監督を務める新庄剛志。俊足、強肩、パンチ力と意外性を持つ打力という華のある外野手として阪神のレギュラーとなると2001年から3年間はメッツ、ジャイアンツでプレー。その明るい性格とメジャーの雰囲気がマッチしたのか、AKI猪瀬氏も「ドハマリした」と表現した。
続いて名を出したのは、オリックスでも活躍した外野手・田口壮。渡米後はカージナルス、フィリーズ、カブスで計8年間プレーした。2度のチャンピオンリングを獲得できたのは俊足、堅守と勝負強い打撃。「10人目のスターター」呼ばれる、監督にとってはレギュラーよりも重宝したくなる選手だった。田口の妻は元TBSのアナウンサー田口恵美子さん。AKI猪瀬氏は「奥様が内助の功でした」と絶賛した。
メジャー各球団には「ワイブズ」と呼ばれる、日本風に言えば「奥様会」があり、選手の妻やフィアンセなどが所属。集まって情報交換するだけでなく、ワイブズとしてチャリティ活動などをし、中継の放送席に登場することまである。田口夫人は、このワイブズのリーダー格を務めていたというから驚きだ。
なお、メジャーリーガーの妻たちには「圧倒的に高校、大学の恋人と添い遂げる」というケースが多い。中には超有名モデルやスポーツ選手と結婚というパターンもあるが、夢を叶えようと必死になっていた時期を学生時代から支えてくれた女性と、人生を送るというのが王道のようだ。大谷の妻が、ドジャースの奥様会にどこまで関わるかは不明だが、ファンは球場外でも大谷夫妻が健やかに暮らせることを願うばかりだ。
(ABEMA「FAN FUN MLB」)
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