【MLB】パドレス2-5ドジャース(3月20日/ソウル)
韓国・高尺スカイドームで行われたサンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの開幕戦で、大谷翔平の“元同僚”が見せた横っ飛びのスーパーキャッチ&華麗なトスが、ネット上の野球ファンの間で話題となっている。
1-2、パドレス1点のリードで迎えた5回表・ドジャースの攻撃。ドジャースはこの回先頭の1番ベッツがセンター前ヒットで出塁し、無死1塁となった場面で、前の打席で今季初安打をマークし、一気に波に乗りたい大谷が打席に。第3打席、大谷は先発・ダルビッシュ有の後を受けて登板したパドレス2番手の左腕、コスグローブが投じた2球目、147km/hの内角の球を振り抜くと、打球は三遊間、二塁寄りの場所へと転がる一打に。詰まりながらもそのまま抜けるかに見えたこの打球をパドレスのサード、ウェードが横っ飛びで止めると、そのまま二塁カバーのショート、キム・ハソンに華麗にトス。一塁走者のベッツを間一髪のところでフォースアウトにし、大谷の一打を“止める”という、見事なプレーを披露することとなった。
この場面、通常のシフトであれば、ウェードの捕球した位置はショートの守備範囲。そのため、中継を観ていたネット上の野球ファンからは「え、捕ったのサード?え??」「完全にショートゴロかと思ったわw」「パドレスのサード、すげえ位置にいたんだな」「え、これって三塁ガラ空きだったん???」といった声も出ていたが、実はこの時、パドレスは守備陣全体を極端に右寄りに配置するという、いわゆる「大谷シフト」を布いており、三塁のウェードは、定位置よりもかなり二塁方向へと寄った位置に。つまり、ウェードの好守はもちろんのこと、パドレスの「大谷シフト」が効果的に機能した結果のプレーであったというわけだ。
また、今回、華麗な守備を披露したウェードといえば、ロサンゼルス・エンゼルスに在籍した2022年に、大谷とともにプレーした“元・同僚”。そのため、日本での知名度も高い選手だが、そんなウェードは、紆余曲折の末に、開幕目前の3月19日にようやくパドレスとのメジャー契約を勝ち取ったばかり。そうした経緯もあってか、日本の野球ファンからは「ウェード活躍してるのめっちゃ嬉しいわ」「ウェードはやればできる子や」「まさか大谷の打球をいきなり止めることになるなんて思わなかったわ」「オジー・スミス感あるプレーやなw」「ついにウェードも本格ブレイク待ったなしやな」といった声もネット上に巻き起こっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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