【MLB】ドジャース5-4ジャイアンツ(4月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)
観客も沸いたが、打たれた投手も被弾を覚悟!? したようだった。ドジャースの大谷翔平投手がジャイアンツ戦に「2番・DH」でスタメン出場し、ベッツがホームランを打った直後の第2打席で2者連続かという大きなセンターフライを放った。期待した本拠地ファンから大歓声が上がったが、相手投手も打たれた瞬間に“やられた”思ったかのような仕草を見せた。
【映像】大谷、“復調”の兆しに相手投手が見せた「やられた」リアクション
この試合の前まで、開幕7試合33打席ノーアーチとチームメートが好調の裏でなかなか調子が上向いてこない大谷。この日も第1打席で見逃し三振に倒れると、ファンからは心配の声も上がる。すると3回、1-2とドジャースが1点を追いかける展開で1番ベッツが今季5号となる同点ホームランを放ち試合を振り出しに戻したところで大谷が2打席目を迎えた。
大谷はカウント0-1からの2球目、真ん中にきた91.3マイル(時速約146.9キロ)のシンカーを打ち返すと、打球はセンター方向へ。ベッツに続く大きな当たりに球場は沸いたが、伸びが足りずセンターフライとなかった。
解説の里崎智也氏は「ちょっと差し込まれてこすってる感じはあります」と分析した打席だったが、打たれたジャイアンツ先発のウェブはヒヤっとしたのだろう。大谷が打ち返した瞬間、“しまった”と覚悟したように身体を小さくかがめる姿が捉えられていた。
前日の試合でも、大谷の好調時のバロメーターと言われる“左方向への大きな当たり”があったが、この打席もセンターやや左への飛球。これを復調の兆しと見る向きもあるだろう。結果が出ていない大谷だが、ウェブが肝を冷やしたように、紙一重というところなのかもしれない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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