【MLB】ドジャース5-2パドレス(4月14日・日本時間15日/ロサンゼルス)
まるで瞬間移動のような完璧スチールだ。ドジャースの大谷翔平が「2番・DH」で先発出場したこの試合。今季2個目の盗塁を決めチャンスメイクに成功。あっという間に二塁へ到達しようとする大谷を見て、捕手は投げることなく降参した。
【映像】大谷の完璧な盗塁に捕手も送球のやる気をなくしたシーン
初回、1死走者無しの場面で第1打席に立った大谷。パドレス先発はナックルボーラーの27歳右腕、ウォルドロン。この打席で大谷は大きく動くナックルボールに戸惑いながらも、四球で出塁した。
続く打者はフリーマン。カウント2-2からウォルドマンは外角高めに94マイル(約151キロ)のフォーシームを投げたものの、大谷が好スタートを切っており、捕手のヒガシオカが捕球し立ち上がった時点でもう二塁手前まで進んでいた。これを見てヒガシオカは、振り上げた右腕を力なく落とした。このプレーに視聴者は「やっぱ大谷の盗塁はテンション上がるわ」「はやいなー!」「いいよ!!」「大谷さんきたぁあ」と大興奮。
解説の長谷川滋利氏は「(球速が遅く、荒れたボール球にもなりやすい)ナックルボールを投げていますと、簡単に(盗塁が)できますよね。それに今のボールはクイックじゃなかったですからね」と説明。“魔球”とも呼ばれ打者を困惑するナックルボールだが、そのデメリットについても説明していた。
この日は試合開始が2時間以上遅れる大雨。グラウンド状況も非常に悪い中で選手のケガも怖いところだ。「大谷はベンチから『走るな』といわれているかもしれない」と長谷川氏は推測していたが、大谷は投手のモーションをしっかり見極め好走塁、今期2個目の盗塁を鮮やかに決め、捕手は投げることさえできなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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