泳がされてバットの先…なんですよね?大谷翔平の打撃は実況・解説の感覚を狂わせる 打ち取られたっぽい打球が並の打者なら会心の当たり
【映像】「今のであそこまで飛ぶんか」と話題の打球

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【MLB】ドジャース5-2パドレス(4月13日・日本時間14日/ロサンゼルス)

 打った瞬間、思わず実況者は「これは距離が出ていません」と伝えたが、実際の飛距離は386フィート(約117.7メートル)。なんとも実況泣かせのバグった存在だ。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。相手の変化球に泳がされ、バットの先で拾ったように打った打球だったが、これがセンターフェンス手前まで飛んでいくことに。並の打者なら惜しくもホームランならずという大きな当たりに放送席が困惑した。

【映像】「今のであそこまで飛ぶんか」と話題の打球

 場面は6回に迎えた第4打席。3-1と2点リードし、なお1死二、三塁と追加点をあげて突き放すチャンスだった。大谷はカウント1-1からの3球目、左腕のモレホンが投じた真ん中低めのスライダーにややタイミングを外される形になり、拾い上げるようにして打ったが、ミートポイントはバットの先に見えた。

 ここでABEMAの中継で実況を務めていた近藤祐司アナが「これはセンターへの打球ですが、距離はそれほど出ていません」と伝えた。その打ち方からすれば、平凡なセンターフライながら、犠牲フライには十分といった様子。ところがよく見ると、センターを守っていたメリルは、フェンスが近いことを知らせるエリアに足を踏み入れており、あとひと伸びすればフェンスオーバーで3ラン、という大きな当たりになっていた。

 すると解説を務めていた元メジャーリーガー長谷川滋利氏も「もうちょっとでしたね。ちょっとの差ですよ。あれでも入りますからね」と、リプレー映像を見ながらコメント。見た目に完璧なスイングでないにも関わらず、打球速度は102.7マイル(約165.3キロ)を計測した打球にファンからも「今のであそこまで飛ぶんか」「入りそうやったな」と驚きの声が届いていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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