大谷翔平による“10歩の芸術”絶好スタート&華麗スライディングによる盗塁が「美しい」と話題
【映像】“10歩の芸術”大谷の完璧なる盗塁シーン

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【MLB】ドジャース0-2ナショナルズ(4月17日・日本時間18日/ロサンゼルス)

 スイングを「豪快」と表現されることは多いが、走る姿は「華麗」だろう。ドジャース大谷翔平が、8回の攻撃で今季4個目となる盗塁に成功。決して大きくはないリードから、わずか10歩でスライディングを迎え、二塁に到達する一連の動きには、ファンから芸術品でも見るように「美しい」と話題になっている。

【映像】“10歩の芸術”大谷の完璧なる盗塁シーン

 「走る」という行動は、シンプルそうに思えて実に奥が深く、センスや技術が詰まっている。大谷は193センチという大きな体を持て余すことなく、全身の細かな動きも表現できるアスリートだ。そのため投手・打者のシーンが注目されがちだが、守備もハイレベルでこなし、走塁に関しては打者走者時の一塁到達タイムをはじめ、各種の数字がメジャートップクラスに入っている。

 塁間27.431メートル。走者となれば“短距離走”選手ばりのパフォーマンスを出す大谷にとっては、あっという間の距離だ。8回、抑えのフィネガンが大きめのフォームで投げ込むところ、一塁走者の大谷は絶好のスタートで二盗を敢行。1歩ごとに加速し、ストライドも大きくしながら10歩目でスライディング。早々の捕手のアダムズが送球することを諦めていたため、二塁上でタッチプレーは生まれなかったが、それだけ大谷の盗塁が完璧だった証拠でもある。

 スタートから二塁到達まで約3秒。仮にバッテリーが細心の注意を払っていたとしても、この盗塁が阻止できたかといえば、至難の業だろう。ファンからは「美しい」「めちゃめちゃ余裕」という声も出た“10歩の芸術”。今季、順調ならあと数十回は見られそうだ。
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