【MLB】ドジャース5-1ブレーブス(5月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)
今の大谷翔平に失投は許されない。そんな瞬間が生まれたのは1回だった。「2番・DH」で先発出場した大谷は、四球で歩いた1番ベッツを一塁に置いた無死一塁の場面で、好投手のエース左腕・フリードと対戦。カウント1-2と追い込まれてからの5球目、カーブを強振するとセンターバックスクリーンに運ぶ先制の9号2ランとした。試合後、インタビューで「振るべきボールを振れている」とコメントしたが、まさにその瞬間だった。
フリードは4月23日(日本時間24日)のマーリンズ戦で9回3安打無失点、92球と100球未満の「マダックス」を成し遂げての完封勝利を挙げるなど、ブレーブスのエースとして活躍している左腕。ドジャースとの相性もよく、ベッツ・大谷・フリーマンのMVPトリオから始まる強力打線を封じ込めようと気合十分のマウンドだった。
ところが先頭のベッツにいきなり四球を出す珍しい立ち上がりに。この乱れを大谷も察したのか、積極的に打ちに行くのが持ち味ながら初球、2球目、3球目と全て見逃しでカウント1-2に。4球目、外角低めに来たカーブをファウルにして粘った後の5球目、同じく外角低めに狙ったであろうカーブが、真逆の内角高めに入ってきた。
この失投、今の大谷に打ち損じはない。1つ前と同じ球種だったこともあってか、じっくり引き付けてから引っ掛けることなくフルスイングすると、打球速度104.3マイル(約167.9キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)でセンターバックスクリーンへと届く先制2ランとなった。
8回には2番手ミンターが投げ込んだ初球、ど真ん中のストレートも逃すことなくこの日2本目となる特大141メートルの10号ソロ。また第2打席、第3打席は外角低めの難しい球をレフト、さらにはセンターへと運ぶヒットを放ち、4安打と打ちまくった。ただでさえヒットゾーンが広がっている大谷。甘い球は即スタンドイン、と相手投手も覚悟しておく必要がありそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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