【MLB】ジャイアンツ 2−10 ドジャース(5月14日・日本時間15日/サンフランシスコ)
大ブーイングを黙らせる一発だった。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したジャイアンツ戦で敵地のブーイングが響き渡る中、飛距離135メートル超えの特大12号を放った。
両チーム無得点のまま進んだ4回に大谷が先頭打者として2打席目を迎えた。大谷がバッターボックスに立つと、球場内にはジャイアンツファンからは大きなブーイングが響き渡った。そんななか大谷は相手先発ウィンの初球、88.7マイル(時速約142.74キロ)のスライダーを完璧に捉える。ライト方向へと高々と上がった打球は飛距離446フィート(約135.94メートル)、スタンド最上段への特大の1発となった。
大谷を迎えた敵地の大ブーイングと、それをものともしない大アーチに、この試合で実況を務めた小出アキラアナウンサーは「オフの間にジャイアンツの名前も移籍先として上がっていました。それを切り裂いていきましたね」と興奮した様子。解説を務めた元メジャーリーガーのマック鈴木氏も「嬉しいブーイングですよね。スーパースターが受けるブーイングです」と伝えた。
大ブーイングが響いたスタジアムだったが、ホームランが着弾したライトスタンドはお祭り騒ぎ。スタンド最後方の通路に転がったホームランボールをゲットしようとジャイアンツのユニフォームを着たファンをはじめ大勢が走り寄ると、見事手にしたファンを中心に大喜びの様子を見せていた。
日本人初となるスプラッシュヒットにはあとわずか及ばなかったが、久々の快音に中継を視聴していたファンからは「世界一の野球選手」「目覚めたw」「魅せるなあ」「会心の一撃」など絶賛するコメントが相次いだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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