【MLB】ドジャース0-6ダイヤモンドバックス(5月22日・日本時間23日/ロサンゼルス)
ベッツ、大谷翔平、フリーマンというMVPトリオ「MV3」を中心とした超強力打線に、グラスノーや山本由伸など剛腕の先発投手が揃う超強豪・ドジャース。その中で1人のベテランがプレーに、そしてムード作りに大きな仕事を果たしている。35歳の守備の名手ロハスだ。ドジャースでメジャーデビュー、翌年からマーリンズでプレーし、昨シーズンから古巣に復帰。このロハスがいることで、超豪華な選手たちがムードよく戦えている。
ロハスはベネズエラ出身で、内野ならどこでも守れるユーティリティー。タイトルを獲得したことはなく、打率も通算では2割5分程度。ただ守備には定評があり、今シーズンからセカンド、さらにはショートに挑戦しているベッツには、先輩内野手として一緒に練習に付き合い、試合中でも熱心に指導するシーンが度々映像でも捉えられている。
そんなロハスが一躍、日本のファン内で注目されることになったのは、大谷がドジャース移籍後初めてサヨナラ打を放ったシーン。大喜びで一塁ベースを回ったところ、捕手のスミスとハイタッチした後に、ペットボトルの水を大量に浴びせかけていたのがロハスだった。真っ先に祝福しようと駆けつけ、子どものようにはしゃいでいたシーンは各種メディアで何度も紹介された。
さらに話題になったのが、いきなり仕掛けた“どっきり”だ。5月21日(日本時間22日)の試合で、終盤に大谷が打席に向かおうとした際、ロハスが「自分が代打で行くよ」と告げてベンチ外へ。びっくりした大谷が目を丸くする一幕があり、これが各種メディアを通じて大きな話題に。さらに後日、ロハスが明かした理由も瞬く間にファンの間で拡散した。シーズン開幕から2カ月弱。ナ・リーグ西地区では圧倒的首位を快走しており、もちろんベッツ・大谷・フリーマンの3人が軸となっているが、これら主力選手が気持ちよくプレーするためにも、ベテランは貴重な存在。これからも明るく、かつ渋く仕事をするロハスからは目が離せない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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