【MLB】メッツ 3−10 ドジャース(5月29日・日本時間30日/ロサンゼルス)
登板直後の4失点に相当苛立ってしまったのかもしれない。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したメッツ戦の8回にダメ押しとなる14号2ランを放つと、相手投手が打球方向を振り返りもせず打った大谷を“ガン見”するシーンがあった。
3-3の同点で迎えた8回、メッツは3番手オッタビノをマウンドに送ったが、直後にドジャース4番スミスにこの日2本目のホームランを打たれるなど、ドジャースが2点を勝ち越した。メッツはたまらず4番手ロペスをマウンドに送ったが、そのロペスも登板してすぐバルガスに2点タイムリーを許した。
続くベッツはなんとかセンターフライに打ち取ったものの、ここで打席には大谷。ロペスは2球で大谷を追い込むも、ファールの後の4球目、外角に投じたシンカーを完璧に捉えられると、高く上がった打球はレフト方向へ。これが大谷にとって10試合46打席ぶりとなるホームランとなったが、打たれたロペスはスタンドインを確信したのか、打球の行方を追うこともなく大谷のことを見つめながらウンウンと頷くだけだった。
あっという間の4失点に冷静さを失ってしまったのだろうか、ロペスは続くフリーマンの打席で、チェックスイングの判定の際に三塁塁審に暴言。苛立った様子で塁審といい争うと、退場を宣告されてしまった。怒りが収まらなかったのか、ロペスはグラウンドを後にしながら、自棄になったように自身のグラブを観客席に投げ込んでしまう。怒りに震えるロペスとは対照的に、思わぬ“プレゼント”をゲットしたファンは大喜びの様子を見せていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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