【MLB】メッツ 3−10 ドジャース(5月29日・日本時間30日/ロサンゼルス)
抑えきれなかった感情が、メジャーリーガーとしてのキャリアを終わらせかねない愚行を招いてしまった。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した試合で起きた、日米のファンを騒然とさせた退場劇。“主役”となってしまったメッツ・ロペスは、試合翌日に謝罪文まで出す騒動を巻き起こしてしまった。
ロペスは3-7と4点ビハインドの8回1死一、三塁から5番手として登板。自らのミスで二、三塁とピンチを広げると、バルガスに右中間への2点タイムリー二塁打を浴び2失点。ベッツは打ち取ったものの、2死二塁で迎えた大谷にカウント0-2と追い込んだ後、やや外寄りのシンカーをレフト越えにダメ押しの14号2ランを浴びて呆然とした。敗色濃厚の展開で登板し、ミスと痛打が重なればフラストレーションが溜まるのも無理はない。ただ、この後の行動が問題だった。
続くフリーマンとの対戦で事件は起きた。4球目にフリーマンが途中でスイングをやめてボールを見逃したところ、なぜかロペスは三塁塁審に向けて暴言。ハーフスイングでも訴えたのか不明だが、この発言によってロペスは一発で退場になってしまった。このままベンチ裏に消えて、人に見えないところで暴れている分にはまだマシだったかもしれないが、ロペスは不満を爆発させ不適切な言葉を吐き散らしながら、ついにはグラブをスタンドに向けて放り投げたため、球場は騒然となりブーイングも飛び交った。あまりの事態に球団も即対応し、試合後には戦力外通告が決定した。
騒動はまだ続く。試合後、ロッカールームでメディアの取材を受けたロペスだったが「メッツはMLBで最悪のチームだ」と発言したとして、各社が一斉に報道することに。問題行動&問題発言による“一発退場”だと大きな話題になってしまった。試合翌日、ロペスは自ら謝罪文を公開。ここにはチームに対して不満を言ったわけではなく、自らのパフォーマンスへの苛立ちから「(自分が)リーグ全体で最悪のチームメイト」と伝えるつもりだったが、英語力の問題から「(チームが)最悪だ」と、誤って伝わってしまったと弁解した。ロペスはプエルトリコ出身。自信のない英語で伝えるにはセンシティブな内容だったかもしれないが、戦力外が決まったのは発言の前とのこと。後の祭りでしかなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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