「かっこいいと思われなくても、ダサいとは言われたくない…」服選びに悩む男心に寄り沿う「AIファッション診断」とは?
【映像】着こなしにAIから手厳しいコメントの数々…センスが鍛えられる?
「春・秋くらいには相当ヘビーローテーションしている。機能性とファッション性、両方を追求した僕の主力です」
ドアを開けて登場したのはABEMA NEWSの辻歩キャスター。服選びは苦手で、「クローゼットには暗い色ばかり並んでいる」と言いながらも、「絶対にダサいとは思われたくない」という。
「オシャレ」とまではいかなくても、ダサいとだけは思われたくない…。ファッションが得意でない人はこの気持ちに共感できるのではないだろうか。
そんな男性に向けたメンズファッション相談アプリ「coordimate(コーディメイト)」で、AIがコーディネートを分析・診断してくれるサービスが始まった。
さきほどの辻キャスターの着こなし、AIはどう診断するのか? スマホで撮影して、データを送信。そわそわしながら待つことおよそ1分。
結果は15点満点中7点。「全体のバランス」「シルエット」は共に2点で、合格ラインの3点に届かなかった。
「フォーマルかカジュアルかどっちかに」「バランスを見直しなさい」「シルエットにメリハリが必要」…と厳しいアドバイスに。
ショックを隠し切れない辻キャスターだが、「人間が見たら評価は違うかも」と一縷の望みにかけて街中の女性にも印象を聞いてみると…
「ちょっとダサい。フォーマルかカジュアルかどっちかにしてほしい」「(ありかなしかだと)なし」
先ほどのAIと同じようなリアクションが。採点結果を参考に、今度はスタッフらと一緒に服を選びなおすことに。
「フォーマルな印象のパンツに合わせて襟付きのシャツを」「インナーの白を少し見せる」など工夫した結果は…12点に。「全体バランス」は5点満点となった。
辻キャスターは「点数はもちろんだが、自分に足りない部分をピンポイントで言ってくれるのはありがたい。それがよくわからなくて『オシャレって難しい』となっていた」と話した。
「実は世の中の男性は『減点されたくない』というニーズがすごく強い」と話すのはcoordimateの代表取締役 飯野健太郎さん。
アプリを立ち上げたきっかけは、自身のファッションへのコンプレックスだったと言う。
「自分の中では格好いいと思っていた。世間一般的に見てどうとか、客観的な目線に立っていないところが多かった」
と振り返る。高校生の時までは、自分を「イケてる部類」だと思っていた飯野さん。私服を着る機会が増えた大学時代に、自分の服装を見た周囲の反応で“気づいた”という。
「教室内でざわざわざわってして…その時、自分の服装ダサいんだなって」
改善したいと思っても、自分に似合う服を自分で選べないのがファッションの苦手な人あるある。そこで“本番”までに安心して失敗できる場所があればいいのでは、と思いついたことで誕生したのが、coordimateだ。
今でもファッションへの苦手意識がぬぐえないなか、「ファッションアプリの開発者=オシャレ」だと期待されることが多い、と話す飯野さん。今日の服装もアプリを活用してコーディネートしたという。
「みんなが楽しくデートしたり遊びに行けるように、僕みたいに『ダサいよ』と言われてびくびくしながら服を選ぶのではなく『服選びって楽しい』と思ってもらえるようになれば」
(『ABEMAヒルズ』より)
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