【MLB】ドジャース-ロイヤルズ(6月15日・日本時間16日/ロサンゼルス)
上腕三頭筋の張りで無念の途中降板となったドジャースの山本由伸投手だったが、最後のバッターに投じた“浮き上がる”ストレートに注目が集まっている。相手打者も「どうやって打つんだよ」とばかりに首を傾げる印象的な一幕となった。
山本は前回登板となった7日(日本時間8日)のヤンキース戦で、MLB移籍後最速となる98.4マイル(約158.4キロ)&自己最多106球を投じて、勝ち負けこそつかなかったが7回2安打無失点の好投を見せた。
そこから中7日をあけて休養万全で臨んだロイヤルズ戦だったが、この日の最速は95.9マイル(約154.5キロ)にとどまるなど好調時とは程遠い。
それでも2回には山本らしい質の高いストレートで相手打者を驚かせた。
2死一塁で打席には8番のブランコ外野手を迎える。山本はストレートとスプリットで簡単に2ストライクを取ると、3球目もスプリットで仕留めにかかったが、ここは大きく外れてボールに。
迎えた4球目で山本は、93.3マイル(約150.2キロ)のストレートを投じる。スピードこそ本来の山本からすると速くなかったが、伸びのある球がまさに浮かび上がるような軌道で高めにズバッと決まった。スイングしたブランコもなんとかバットに当てたものの、球は捕手のミットに収まり、「こんなボール打てないよ」とばかりに落胆の表情を浮かべてダグアウトへと戻っていった。
ABEMAのコメント欄でも「山本のストレートは綺麗だわ」「今日は抑え気味?でもいいコース投げるよねー」「伸び上がるストレート!」など山本の投球を称えるコメントで溢れた。
しかし山本はこの回を最後に降板。ドジャース公式『X』によると山本は「上腕三頭筋の張り」の影響で降板となっており、続報が待たれる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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