日本時間6月15日に開幕したUEFA EURO 2024。
激戦が続き、決勝トーナメントの組み合わせも決まった。
注目はドイツとスペインだ。2022年のW杯で日本に敗れた2国が圧倒的な強さを見せつけ、共にグループステージをトップ通過した。
まずはドイツ。スコットランドとの一戦は5対1と大勝したのだが、圧巻は4点目。左サイドからMFジャマル・ムシアラがドリブルでDFを崩し、カットインから中央へパス。これをMFイルカイ・ギュンドアンが足元に収めることができなかったものの、こぼれ球をFWニクラス・フュルクルクがワントラップしてから振り抜き、ボールはゴールネットに突き刺さった。
スコアからも4点目の崩しからもドイツの完成度の高さがうかがえる。W杯を経て監督が解任されたことも強さの一因かもしれない。
続いてスペイン。クロアチアとの一戦は3対0で勝利したのだが、2点目には驚かされた。FWラミン・ヤマルが右サイドでドリブルで仕掛けた後、MFペドリにパス。これを受けたペトリは空いたスペースに待ち構えていた中央のMFファビアン・ルイスにパスを出した。
ペナルティエリア手前中央でボールを受けたファビアン・ルイスはシュートを打たせまいと寄せてきたDFを軸足の後ろにボールを通してかわし、カバーにきた選手も細かいタッチでかわし、DFに囲まれながら左足を振り抜いたシュートはDFの股下を抜け、ゴールに突き刺さった。
ドイツ同様W杯後に監督が交代したスペインも、若手の力を取り入れ、さらに強いチームへと生まれ変わっている。
6月30日からはいよいよ決勝トーナメントが始まる。
(『ABEMAヒルズ』より)
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