【MLB】ドジャース 5-3 ブリュワーズ(7月6日・日本時間7日/ロサンゼルス)
乾いた打球音がグラウンドに響いたほんの数秒後、ボールはスタンドに吸い込まれていった。
ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」でブリュワーズ戦に先発出場。第4打席で30歳になってから初となる本塁打を放ち、ドジャースの勝利に貢献。この時の打球音が視聴者の間で大きな注目を集めている。
3-3の同点で迎えた8回裏のドジャースの攻撃。表の攻撃でブリュワーズ追いつかれて流れが悪かったが、代打のバルガス外野手が勝ち越しソロアーチを放ち、4-3と1点リード。そうして迎えた1死走者なしの場面で大谷に5回目の打席が回ってきた。
前の打席でスリーベースヒットを放ち、調子が上がってきた大谷はこの打席もハドソン投手が初球に投じた78.1マイル(125.7キロ)のスイーパーを捕らえてファールにするなど、打つ気マンマン。大谷の雰囲気を見て、この打席でも長打が飛び出ることをドジャースファンは確信していたに違いない。
そして2球目、ハドソンは86.1マイル(138.6キロ)のカットボールを内角低めへと投じたが、そこは大谷が最も得意とするコース。絶好球を見逃さずにフルスイングすると……打った瞬間、ファンも「バット折れたかと思った」とコメントするほど大きな打球音がグラウンドにこだました。
高々と打ち上がった打球は右中間へと一直線へと伸び、ブリュワーズの外野陣は数歩追いかけたところでストップするほど。打った大谷本人も打球が上がってから一塁へとゆったりと歩き出す“確信歩き”を見せるほどの一打となり、打球はそのままドジャースタジアムの右中間スタンドに飛び込んだ。
打球速度は109.9マイル(約176.9キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)という圧倒的な一打となった第28号。視聴者は「打った瞬間!」「一瞬で消えてったわ」「速すぎて打球がわからねぇw」とその打球速度の速さに驚き、大興奮の様子だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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