興奮して話す子ども。だが、夢中になっているのは大人の方かもしれない。
7月にオープンしたばかりの「OSEBA(オセバ)」。エレベーターの部品をオーダーメイドで製造する東京・八王子市の中小企業が、多くの人に会社のことを知ってもらおうと工場の隣に開設した。すると瞬く間に、連日予約がほとんど埋まってしまうほど盛況に。
目玉は様々なボタンがずらりと並んだ「1000のボタン」というコーナーだ。
「光ってないところがあったら光らせたい、ボタンがあったら押したくなる。日常的にも押すという行為はあふれており、“押したいという欲”が少なからず人間にある。そうした欲望をここで発散させようと思いで作った」(島田電機製作所 企画チーム・小倉心愛主任)
その狙いは的中した。
「このボタン、いかにも押しちゃいけない感じで嬉しい。エレベーターのボタンを全部押したい欲求もある。(日頃は)我慢しているが、ここで満たされる」(男性)
「エレベーターとか乗ると、どちらがボタンを押すか(子ども同士)でケンカになったりするので、ここでいっぱい押せたらいい」(母親)
来場者から「あったらいいな!」というボタンを募集するコーナーには「夏休みのしゅくだいなくなる」「ともだちがふえるボタン」など子どもたちの無邪気な願いが並んでいる。
中には、こんな思いを託した小学生も。
「戦争を止めること。世界で戦争をしている国が多いから、止めるためには戦争を止めるボタンがいいな」
一方で、大人が書いたと思われるボタンは「資産が増える」「有給1日延長」など、なんとも現実的だ。
もちろん会社の歴史や製品の仕組みについても学べるこちらの施設。直前に予約が取れることも多いため、ボタンを押しまくりたいという人は、一度訪れてみてはいかがだろうか。
※これはテレビ朝日「グッド!モーニング」で放送した内容をABEMA TIMES編集部で記事化したものです。
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本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。