【写真・画像】「今年は違う感じ!」開幕男・園田賢、会心トップを呼んだ輝く満貫3連発/麻雀・Mリーグ 1枚目
【映像】大逆転を決定づけた堀の親満貫シーン

 一時はファンも諦めかけたトップ、天才は勝ち筋を見逃さなかった。9月16日、7年目の開幕を迎えたプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第2試合はKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)が終盤に2万点以上の差をマクりトップ。試合後はクールに「すごく手が入った」と語り、喜びを噛み締めた。

【映像】大逆転を決定づけた堀の親満貫シーン

 試合は起家から赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)、堀、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)の並びでスタート。試合は松ヶ瀬とのデッドヒートとなった。南2局、松ヶ瀬が親倍満をツモ。堀は2万4800点の差を付けられ、親番が残っているとはいえ苦しい展開だ。しかし南3局1本場、萩原から7700点(+300点)をアガると風向きが変わる。同2本場は7800点(+600点)をツモ。松ヶ瀬と1600点差まで肉薄した。

 同3本場はリーチが流局。松ヶ瀬がノーテンのためこれで逆転。勝負が決まったのは南3局4本場だ。赤2枚とドラ5筒が1枚という好材料から四万のリャンメンチー、さらに萩原のリーチ宣言牌の八万をポン。これで親満貫をテンパイだ。これを萩原から討ち取りタンヤオ・赤2・ドラの1万2000点(+1200点、供託2000点)を獲得。持ち点は7万点以上に膨れ上がった。そのままリードを保ちトップで終了、+86.3の快勝を収めた。

 例年通りインタビューの第一声は「うれしいです」。密度の濃い全15局を打ち終えやや疲労の色も。「だいぶ恵まれていたなという感じですね、すごい手が入ったので」と穏やかに振り返った。“至極の1局”は7本場までもつれた南4局、渡辺がアガリを決めたシーン。「ホッとしました」と笑顔をのぞかせた。

 昨年は男性選手3人が不調の中で紅一点・岡田紗佳(連盟)がポイントを稼ぎ“岡田様”と呼ばれる活躍。今年こそ自分がポイントを稼ぎ、優勝奪還と堀は燃えている。「1回戦で岡田が悔しい3着だったので、何としてもトップを取りたいと思って試合に臨みました。ちゃんとトップが取れてうれしいです。今シーズンもみんなで頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とファンへメッセージ。

 天才・堀慎吾だから起きた逆転劇、チームは幸先良く首位発進だ。ファンは「ぽよかっこいー!ナイストップ!!」「お疲れ様でした」「今年もすごいぞ堀慎吾!」と、絶賛のコメントを投げかけていた。

【第2試合結果】

1着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)6万6300点/+86.3
2着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)5万4700点/+34.7
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)-4000点/▲44.0
4着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)-1万7000点/▲77.0 

【9月16日終了時点での成績】

1位 KADOKAWAサクラナイツ +66.1(2/96)
2位 赤坂ドリブンズ +20.3(2/96)
3位 U-NEXT Pirates ±0.0(0/96)
4位 渋谷ABEMAS ±0.0(0/96)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ±0.0(0/96)
6位 BEAST X ±0.0(0/96)
7位 セガサミーフェニックス ±0.0(0/96)
8位 EX風林火山 ▲12.4(2/96)
9位 TEAM雷電 ▲74.0(2/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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