【MLB】マーリンズ-ドジャース(9月19日・日本時間20日/マイアミ)
大谷翔平が今季50個目となる盗塁をマークした。「1番・DH」でスタメン出場したマーリンズ戦の第1打席でツーベースヒットを放つと、すかさずスタートを切り2試合連続となる盗塁を成功させた。これで大谷は「48本塁打50盗塁」とし「50-50」にまた1歩近づいた。
前日の試合では第1打席でレフト前ヒットを放ち、ベッツの打席の初球にスタートを切ると今季49個目の盗塁を決め、現在指揮を執るロバーツ監督の記録に並んだ大谷。この日もフェンス直撃の二塁打で塁に出ると、厳しいマークのなか27企図連続で盗塁を成功させた。これで大谷は盗塁50に対し失敗はわずか4で、盗塁成功率は驚異の92.6%となっている。
MLBの日本選手による年間50盗塁は、2001年にメジャー1年目だったイチローが記録して以来2度目の快挙達成となる。なおこの年イチローはMLB自己最多の56盗塁を決め盗塁王のタイトルを獲得している。
大谷の50盗塁はデラクルーズ(レッズ)の64に次ぐナ・リーグ2位。ルール変更の追い風があるとはいえ、今季ア・リーグには50盗塁到達者はおらず大谷がMLB全体でも2位の盗塁数であることを考えると、大谷はスピードと盗塁技術においてもメジャー屈指であることを証明した。
なおMLBではベースの大型化や牽制の回数制限などのルール変更が実施された昨季、盗塁数が前年の1.4倍以上に増加したが、50盗塁以上をマークしたのはナ・リーグで2人、ア・リーグで1人しかいなかった。その前の5年間では50盗塁達成者は出ていない。
また大谷はこれで48本塁打とあわせて「48-50」とし、前人未到の「50-50」がいよいよ近づいてきた。ドジャースはこの試合含めまだ10試合を残している。日本選手初の50本塁打、夢の「50-50」、日本選手最多記録であるイチローの56盗塁など、最後まで大谷の記録から目が離せない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
(c)aflo
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