何もかもが巨大すぎる惑星モンマースでドラゴンボールを見つけた孫悟空(CV:野沢雅子)たちだったが、あとわずかのところで巨人が持ち去ってしまった。再び巨人を探し出した悟空たちがドラゴンボールを見つけた場所は、なんと巨人の口の中だった。
【映像】悟空が”かめはめ波”で虫歯治療(20分50秒ごろ~)
ドラゴンレーダーを食べてその機能を取り込んでしまったマシンミュータント・ギル(CV:里内信夫)を頼りに惑星モンマースへと降り立った悟空たち。着陸してすぐにドラゴンボールを発見できたものの、タイミング悪く上からどでかいリンゴが落ちてきて、ドラゴンボールはそのリンゴに埋まってしまった。不運は続くもので、ドラゴンボールが埋まったリンゴは巨人のペットである巨大な鳥が持ち去ってしまう。
ギルのエネルギーが不足してしまい、レーダー探索ができなくなってしまうというアクシデントがあったものの、腹を空かせた悟空の嗅覚で魚を焼いている巨人を探し出した一行。すると巨人の横にドラゴンボールが埋まったリンゴを発見するも、またもやあとわずかのところで巨人がドラゴンボールもろともそのリンゴを食べてしまった。
悟空が笑いながら「しゃあねーな、下から出てくんの待つか!」と言い出すという、ファンも予想通りの展開となったが、パン(CV:皆口裕子)は「そんなの絶対イヤ!そんな中からドラゴンボール探すくらいなら地球がどうなったっていいもん!」と断固拒否する。
トランクス(CV:草尾毅)がこの星は後回しにしようと提案したまさにそのとき、巨人が頬を抑えて苦しみ暴れ出した。巨人は実は虫歯で、歯にポッカリと開いた穴の中にドラゴンボールがハマってしまったのだ。これを見た悟空は巨人の口の中に飛び込むと、虫歯ごとかめはめ波で吹き飛ばす荒治療を敢行。なんとか無事ドラゴンボールをゲットしたのだった。
悟空にしては機転の利いたナイスな判断だったともいえる一方で、一歩間違えれば巨人の口内が爆発してもおかしくなかった事態に、“優しそうな巨人が無事でよかった”とホッと胸をなでおろした人も多かったはず!?
アニメ「ドラゴンボールGT」はアニメ「ドラゴンボールZ」の続編にあたるオリジナルストーリーとして1996年2月から1997年11月まで放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明の同名漫画。シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える大ヒット作で、「Z」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日より放送開始した。
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