■性的同意の「4原則」とは
「性的同意」とは、全ての性的な行為に対して、お互いがその行為を積極的にしたいと望んでいるかを確認することをいう。性行為だけでなくキスやハグ、手をつなぐといった行為もその対象だ。背景には、互いの意思に反した性行為が横行し、無理やり性的行為をされる被害経験を持つ人が約1割(8.1%・内閣府調べ)にのぼることがある。例えば「あぁ…うん」はNG、「うん、いいよ!」はOKなど、確認をした際にも積極的な返事かどうかが、同意のポイントになる。
このポイントをまとめたものとして「性的同意の4原則」がある。(1)非強制性=NOと言える環境が整っている、(2)対等性=社会的地位や力関係に左右されない対等な関係である、(3)非継続性=1つの行為への同意は他の行為への同意を意味せず、その都度確認が必要 ※いつでも「やめて」と言える、(4)明確性=その行為が「したい」という明確で積極的な同意がある、というものだ。
助産師で性教育YouTuberのシオリーヌさんは「意図しない形で性的なスキンシップ・行為を強要してしまうことがないように、同意を取ることの必要性が最近ようやく広まってきた。4つの原則というのが法律に入っているわけではない。性的同意というものをより深く理解するために掲げているものかなと私は捉えている。言葉の認知度はかなり上がってきたなと捉えている。その中で、当然そのカルチャーに対する賛否の声が、今SNSをはじめ色々なところですごく広がってきている」と、性的同意の広まりを徐々に感じてきたという。
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