【写真・画像】 1枚目
【映像】右アッパーで“一撃”KO

 顔を下げた相手に強烈な右アッパーをドスン。一撃で相手をしとめる衝撃KO。驚異の破壊力に「まるで武居由樹のようなアッパー」など驚きの声が相次いだ。

【映像】右アッパーで“一撃”KO

 10月25日に後楽園ホールで開催された「Krush166」。上遠野寧吾(POWER OF DREAM)と大平龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の対戦は、2ラウンド、戦慄のアッパーで衝撃KO決着。ボクシング経験もある18歳の上遠野が、ジムの先輩である現ボクシングWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)ばりの強烈なアッパーで大平を完全KOし4連勝。デビュー以来の無敗記録を更新した。

 「九州の武尊」と期待をかける19歳の大平と、ボクシングを経て名門POWER OF DREAMの門を叩いた注目ルーキー18歳の上遠野の対戦。試合は変則的な前蹴りの上遠野と、勢いよく左右フルスウィングのパンチが特徴的な大平の攻防。ジワジワとプレッシャーが強い上遠野だが、大平もハイキックやインローで対抗。気持ちの強さを見せる。

 第2ラウンド、強いプレッシャーの相手に対し、ボディ、前蹴りとキレのある動きを見せる大平。これに対して上遠野がフットワークの良さを見せつける。射程距離から左の伸びるストレート、大平の右のハイをしっかりガードして再び左を当ててから、空を切るが左の回し蹴り。さらに間髪入れずに強烈な右を当てると、追い打ちの連打。最後は大平の顔が下がったところに、ドンピシャで右のアッパーを一閃。「ガツン」という鈍い音とともに大平が大の字に崩れ落ちた。

 テンポのいい多彩な攻撃にただならぬ雰囲気を感じていたファンも「強すぎるな」「綺麗に入った」「この勝ち方はカッコいい」と驚いた様子。この日のゲスト解説・金子晃大は「ところどころ大平選手が変なダッキングをしているので、そこをアッパーで狙ってましたね」と、上遠野が相手の独特の癖を見抜いていたと指摘した。

 スローシーンでも、大平が大きく下を向いた動きに連動するようにアゴ・顔面を捉えるようにアッパーを振り抜きグサリ。ファンからは「まるで武居由樹のようなアッパー」と、かつて同じジムでKrush/K-1王者となった現ボクシングWBO世界バンタム級王者の武居になぞらえる声も…。勝利マイクで上遠野は朴とつとした語り口で「まだKrush2戦目なんですけど、来年ベルトを狙うんで…」と“王座獲り”を宣言した。

【映像】右アッパーで“一撃”KO
【映像】右アッパーで“一撃”KO
これはえぐい…カウンターの“ジャブ”で衝撃KO 「交通事故みたいだ」元ボクシング日本王者も驚き
これはえぐい…カウンターの“ジャブ”で衝撃KO 「交通事故みたいだ」元ボクシング日本王者も驚き
ごく普通の女性が…女子レスラー、衝撃の肉体改造“ビフォーアフター”