11月3日に放送された『ABEMAスポーツタイム』で、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が“SNS上でフォローしたウガンダ人”として注目を集めているカスンバ・デニス選手を特集した。彼のユニークな練習方法に、元・日本ハムファイターズの杉谷拳士氏が驚かされるひと幕があった。
もともと野球用具の入手が困難なウガンダ。カスンバは、生卵を使ったキャッチング練習や、ボールの代わりに石を使った投石練習など、工夫を凝らした独特な練習法を編み出しては実践し、ネット上で注目を集めていた。そのSNSを見たドジャースの大谷翔平が“フォロー”。さらに大きな話題を呼ぶこととなった。
そんなカスンバは、プロ野球選手になりたいという夢をかなえるべく練習を重ね、ついに今年8月には北海道ベースボールリーグの旭川Be:Starsに入団。現在は同チームの一員として練習に励んでいる。番組ではそんなカスンバに密着取材し、杉谷氏が実際に旭川を訪れ、練習や暮らしぶりにフォーカスした。
カスンバは、ウガンダ時代にもやっていたというユニークな練習方法のうち、古タイヤを使ったキャッチングの練習を披露。タイヤの上でしゃがんでミットを構え、キャッチングをするというものだが、その際、ミットをつけた左腕には2.5キロもの重さのブロックを装着するというハードなもの。これにより、キャッチャーのフレーミング技術の向上を目指すというが、実際に杉谷氏が挑戦したところ、そのあまりにハードな内容に自ら肩をさすりながら思わず顔をしかめることとなった。
この“スポ根マンガ顔負け”といった感のある練習法だが、杉谷氏によると「しっかりここで(ミットの位置を)固定しないといけないので、フレーミング技術の向上にスゴい良い練習だと思う。理にはかなっていると思います」と太鼓判。用具不足という事情から生まれたトレーニングであるものの、その実、元プロの目から見ても、合理的な練習法であることを強調していた。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)