■年金未納で2000万円超の銀行口座が差し押さえに
国民年金法第9条では「国民年金加入は国民の義務」と定められているが、若者を中心に年金不信は広がっている。Xには「保険料払ってるがほぼ期待してない」「年金という泥船の沈没スピードが多少遅くなってもねぇ」「自分が払った分が元本割れするとか意味わからない」「制度は理解する。でも目先の負担感を何とかして欲しい」といった声が出ている。
年金の未納が続くと、処分を受けることになる。年収300万円で未納が7カ月以上続くと、納付状況を踏まえつつ最終催告状が送付される。それでも自主納付しないと督促状が送付され、最終的に滞納処分(現金、不動産、銀行口座の差し押さえなど)が行われる。
漫画家の小田原ドラゴン氏は、年金を約20年間納めず、銀行口座を差し押さえられた経験を持つ。24歳で会社員を辞め、バイト生活を経て漫画家に転身したが、いつの間にか年金を支払わなくなり、督促状も「なんか来ているな」程度で無視していた。
そして52歳(2022年)で、銀行口座の2130万円全額を差し押さえられる。2日後に年金事務所を訪問し、未納分のうち47万円の納付と、自動引き落としの手続きを行ったところ、翌日に差し押さえ全額が振り込まれた。
年金を払わなくなった理由は、「若い時から『年金を払っても戻ってこない』と言われていた。同世代は皆、払いたくないと思っている。僕は払っても戻ってくると思っていない。意味があるのか」と振り返る。
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