将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦七番勝負は11月27日、和歌山市の「和歌山城ホール」で第5局の対局を開始した。シリーズは、両者2勝2敗のタイで推移。本局を制し、先にタイトルに“王手”をかけるのはどちらか。本局の先手は藤井竜王。
 藤井竜王の防衛4連覇か、佐々木八段の初タイトルか。注目の七番勝負はそれぞれが先手番で白星を飾り、激しいシーソーゲームが繰り広げられている。シリーズ終盤戦に突入する第5局は、紀伊の国・和歌山が舞台。対局場は和歌山城が一望でき、情緒ある街並みを臨む“にぎわいの文化交流拠点”「和歌山城ホール」に設けられている。