後半9分、7-35と劣勢の中、相手にも選手交代が出てリズムが変わったところを日本代表のFW陣が見逃さなかった。イングランド代表より低く、きれいな姿勢でスクラムを組むと、タイミングを合わせて猛プッシュ。圧力負けしたイングランド代表がたまらずスクラムを回転させてしまったことで、レフェリーもすかさず笛を吹いてペナルティを宣告した。
このワンプレーには、苦しい展開が続いていた日本代表も大盛り上がり。特にFW陣は溜まっていた鬱憤を晴らすかのように、8万人を超えるイングランドファンが詰めかけたアウエーのスタジアムに響くような、大きな雄叫びを次々とあげていた。
(ABEMA/WOWSPO/ラグビー テストマッチ 2024 オータム・ネーションズシリーズ)