偶然とはいえ、あまりに牌山も意地悪だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月3日の第1試合の東3局1本場で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)が、選択次第ではアガリ牌になっていた2筒を、上家でリーチしていた赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が、捨て牌として河に3連続で並べるという切ない珍事が発生した。
 状況は東3局1本場も中盤。U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)が三・六万待ちでテンパイ、たろうもカン8筒でリーチを打っていたところ、高宮が11巡目にテンパイ。平和に赤牌、ドラも1枚あり、リーチ時点で親の満貫確定というチャンスだった。打牌候補は3筒切りの5・8筒待ちか、6筒切りの2・5・8筒待ちか。放銃リスクを考えなければ、文句なしで6筒切りの三面張リーチだが、ここで高宮の選択は、3筒切りでの5・8筒待ちだった。