魅力あふれる挑戦者の姿は、ファンの心も揺さぶった。初めてのタイトル戦で、飾ることなく見せた緊張、喜び、苦しみ…とくるくる変化する表情。さらには、封じ手の封筒に「佐々木」「勇気」と苗字と名前を分けて記した“新手”に加え、気に入ったおやつの連投、勝負メシのダブル注文など、盤外の“勇気流”のふるまいもたびたび話題となるなど、「タイトル戦を誰よりも楽しんだ男」と言っても過言ではない。
決着後、大盤解説会のファンの前に姿を見せると、「7局目をさせないのは残念だが、やりきった。悔いはない。…(封じ手直前の一手には)悔いはありますが(笑)」と一笑い。「時間配分も含めてこれが実力。研究を外れてからの中終盤力がこれからの課題」と柔らかで晴れやかな表情を見せていた。
ABEMAの視聴者からは、防衛4連覇を飾った藤井竜王への祝福はもちろん、佐々木八段の労いのコメントも殺到。「勇気またタイトル戦来いよー」「いいシリーズだった」「強かったよ勇気」「おふたりともありがとう!」「この二人をまた見たい…」「応援するよ」「もっとファンになった」と多数の声が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




