犬たちとの別れに涙する少年たち
修了式でフーカにバンダナを渡すツカサ
すべての訓練が終わり、修了式を迎えた。ツカサは「僕はフーカのことを忘れない。フーカも自分のことを忘れないでください。ありがとうございました」と語り、メッセージを書いたバンダナを渡した。そこには、「フーカに幸あれ」と力強く書かれていた。
鋒山さんが、3匹の写真をまとめたスライドをプレゼントすると、少年たちは涙を流していた。ツカサは「寂しいですね」「1日でも早く新しい家庭が見つかって、一生幸せに暮らしてもらえればいい」と胸中を語った。
プログラムは終わったが、ツカサたちはこれからも少年院で罪と向き合い、更生を目指す日々が続く。そして、犬たちも新しい道に進んでいく。
「辛い事とかがあった時にプログラムの事を思い出していきたい」(ハヤト)
「このプログラムで学んだことを今後に活かして、最高の人生を勝ち取りたい」(ショウ)
「助けてくれることのありがたさを感じ、自分も人を支えられるような存在になりたい。これからの院生活を含め、社会生活を頑張りたい」(ツカサ)